シングルマザーの再婚について
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「こんにちは。さっそくなんですけど、私、シングルマザーで再婚する予定の者です。 今日相談に伺ったのは、法的な注意点って何かないかなと思いまして・・・。」 「なるほど。わかりました。 シングルマザーの再婚に関する注意点をわかりやすく下記に列挙しますね。」 ・再婚による子供の戸籍はどうなるかはこちらを参照ください。 ・再婚禁止期間とその例外についてはこちらをご参照ください。 ・シングルマザーの方の場合、児童扶養手当が支給されていることがあるので、 再婚によりその受給権がなくなります。 なので、再婚し、受給権がなくなったことを役所に知らせてください。 ・シングルマザーの方が再婚されたことにより、連れ子さんが小学生・中学生の場合で 転校しなければいけないときの転校手続きは その学校で【在学証明書】【教科書給付証明書】をもらってください。 そして、引っ越した先の役所で【入学通知書】をもらってください。 それらを転校先の学校に提出します。 ・シングルマザーの方が再婚されたからといって、必ず住民票は一緒でなくてもよいです。 しばらくは別々に暮らして、落ち着いたところで住民票の世帯を一緒にするということもOKです。 ・シングルマザーの方が再婚された場合、夫が会社勤め等であれば 収入が130万円未満であれば扶養に入ることができます。 シングルマザーの方が再婚した際、連れ子さんと養子縁組をしたとした場合も 連れ子さんは社会保険の扶養に入ることができます。 そして、養子縁組をしなかったとしても、つまり継子の状態でも扶養に入ることができます。 (※ただし同居し、生活維持関係を保っている状態が必要です。) ・シングルマザーの方が再婚する場合、相続関係を詳しく知っておく必要があります。 特に連れ子さんに前夫の遺産の相続権が残っていることは知っておいた方がよいでしょう。 |
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「あとシングルマザーの方で、再婚についてよく話題に上るのが、親が色々と心配しているということです。」
「あ、そうなんですよ。私の父も再婚に反対していて」
「そうですか。たぶん色々と心配されていると思います。
そしてその心配ごとの一つに相続がどうなっていくのかです。」
「そうなんです。父の遺産が再婚相手の方にいくんじゃないかって思っているみたいで。
実際のところどなんですか?」
「再婚されたとしても、そのシングルマザーの方のお父さんの遺産の相続人は
そのシングルマザーの方と、そのお父さんの奥さん…つまりシングルマザーの方のお母さんです。
再婚相手の方とそのお父さんが養子縁組でもすれば別ですけど。」
「そうなんですね。安心しました。」
「相続の関係を知ることは、シングルマザーの方の周りの人たちの不安を取り除いてくれる一助となります。
是非この相続関係を覚えておいてはいかがかと思います。」
「はい、今度父に伝えてみますね。」
シングルマザーの再婚に関して、関係してくる人が多くなります。
父母、相手方の父母、連れ子、これから産まれてくるかもしれない子供。
各々に関連する法律を把握しておくことは重要です。
シングルマザーの方で再婚をお考えの方は、ぜひ法律の知識を身につけて、幸せな結婚生活を送っていただきたいと思います。
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